クラミジアの男女別症状や感染経路、その詳しい治療法を解説します。

クラミジアの基礎知識

クラミジアの基礎知識

クラミジアは昔眼科で有名な病気で、きれいな水が整備されている現代では性感染症として名をはせています。
原因菌はクラミジアトラコマチスと呼ばれる細菌で、これは直接触れ合うことで感染します。
特徴としては、

・感染者が非常に多い
・若い世代に多い
・自覚症状が出にくい
・突然激しい痛みが出る
・不妊
・HIVへの感染率の増加

があげられ、これを見るだけで恐ろしい病気だということが分かります。
上記でまずポイントなのが、自覚症状が出にくいということです。
症状は男女で異なり、特に女性のほうが比較的症状が乏しいため、気づきにくく、最悪の場合不妊症になってしまう危険性があります。
そうなってしまわないためにもまずクラミジアの主な症状を確認して自分に当てはまるかチェックしてみましょう。

●女性の場合

クラミジアの症状(女性) おりものが少し増える
性交時の痛み
性交時の軽い出血
下腹部痛
不正出血

どうでしょうか。少しでもあてはまる方は疑ったほうが良いかもしれません。
しかしこのような軽い症状は体調不良や、他の病気でも現れたりしますので、区別が非常に難しいです。
この症状が重症化してしまうと、不妊症腹膜炎になる可能性があり、妊娠中に感染してしまうと、母子感染を起こしてしまい、早産や流産、新生児が結膜炎や肺炎になってしまうこともあります。
また非常に怖いのがHIVへの感染率が5倍も上がる可能性があります。

●男性の場合

クラミジアの症状(男性) 性器の違和感や痛み
尿道の痒みや不快感
排尿時の違和感や痒み
膿のような分泌物

男性も分かりにくいものばかりで、気づかずに性行為を繰り返してしまう人が多いです。
クラミジアは性器と性器の接触だけでなく、オーラルセックスでも感染してしまうので、風俗店に行く方は感染率が必然的に上がってしまいますね。
逆に細菌を移してしまう場合ももちろんあり得るので、やはりいち早く症状に気づくことが第一と言えるでしょう。
男性の場合も重症化すると体内に菌が入り込み、睾丸が腫れてしまい、副睾丸炎や、前立腺が炎症を起こす慢性前立腺炎になってしまいます。
男性もHIVへの感染率が高くなる可能性が大いにあります

●女性に多い咽頭クラミジア

クラミジアの症状(女性) クラミジアの細菌が咽頭に感染してしまい、咽頭の腫れや痛み、発熱といった症状が出ますが、こちらも症状が分かりにくく、特に女性の場合は無症状が多いです。
咽頭に感染してしまった倍は性器感染より治療に時間がかかってしまいますので、咽頭感染かな?と思ったら早急に検査を受けましょう。

ここまでで、クラミジアは非常に自覚しにくい病気だということが分かりますね。
少しでも疑いがあったらすぐに検査するようにしましょう。
今では自宅で簡単にチェックできるクラミジア検査キットというものもあります。
自分でチェックするのは信用できないという方も、その検査キットを郵送で国の許可を受けた登録衛生検査所に送ればしっかり検査してくれます。

●クラミジアの原因

クラミジアは直接触れ合うことで感染し、それほど強い細菌ではないので、コップの飲み回しや、トイレの便座、風呂などで性器や咽頭に感染することはありません。
しかし性器からの分泌物が目に入ったりすると激しい結膜炎を起こす可能性があります。

基本的にクラミジアの感染原因は性行為がほとんどです。
それも避妊具を用いない場合の性交は相手が感染していた場合、50%の確率で細菌をパートナーに移します
なので避妊、感染の予防のためにも避妊具は必ず使用しましょう。
また、キスやオーラスセックスで感染する場合もあり、男性の場合、風俗店に行く方はこちらにも注意したいですね。

●クラミジアの治療法

基本的なクラミジアの治療法は抗生剤(クラビットやジスロマック)を1日~1週間内服する。
数日の内服で1週間程度の効果がありますが、服用し忘れると効果が下がりますので注意してください。
あと忘れてはいけない大切な注意事項がいくつかあります。

・治療は完全治療するまでやめない
症状が治まっても菌が残っていて、再発や、パートナーへの感染の可能性があります。
ですので症状が治まってからも約1週間薬を服用し続けるとよいでしょう。
また再検査をし、完全に治ったか確認する方法もあります。

・ほかの性病も一緒に検査する
クラミジアの感染中は淋病やHIVを併発する恐れが3~5倍高くなります。そのため、感染していないか必ず一緒に検査しましょう。

・悪化する前に治療する
クラミジアを放置すると、重症化します。男性は精巣上体や輸精管に、女性は卵管、卵巣に炎症を起こし、癒着を残した結果、精子、卵子が通れなくなり、女性は不妊症になります。

・妊娠に感染したら速やかに治療する
妊娠中に感染してしまうと母子感染を起こし、新生児が結膜炎や肺炎にかかる可能性があります。
早産や流産の危険性もあるので、速やかに処置しましょう。
また重症化すると新生児は免疫機能がまた低いため、将来的に後遺症を残したり、最悪の場合命の危険性もあるので十分に注意してください。